スーパーチャージャー
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的確に、そしてスムーズに、ライダーの意思を走りに伝える新開発スーパーチャージャー。PWCの本質を見据え、理想的なエンジンを追求し開発されたスーパーチャージャーユニットには、静粛性・コンパクト性・ロス出力の低減を実現する遠心式を採用。流体解析によって最適な形状にデザインされたタービン翼は、出力を犠牲にすることなく極限まで小型化することで、レスポンスの向上とエンジン全体のコンパクト化を実現しました。
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軽量コンパクト化
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また、エンジン出力をシンプルなギアでタービンまで伝達することで、優れた耐久性と静粛性、そして高いメンテナンス性を確保。スロットルの開閉がダイレクト&スムーズに過給に連動する爽快感と、欲しい瞬間に欲しいだけのパワーが得られる喜びを提供します。
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経済性
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エンジン各部とスーパーチャージャーのトータルバランス、そして高効率化を追求した結果、優れた経済性を実現したほか、バルブレイアウトと燃焼室の最適化により、高圧縮比を実現し燃焼効率を改善しました。加えて、高価なプレミアムガソリンではなく、業界で唯一※、過給器付きエンジンとしては、無鉛レギュラーガソリンを指定。 決して高出力のみを追求するのではなく、経済性やメンテナンス性、信頼性のすべてを高次元で実現するなど、総合的な価値を高めています。
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マテリアル
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マリンジェットの艇体には、「SMC(シート・モールド・コンパウンド)工法」によって作られた不飽和ポリエステル樹脂が使用されています。これはグラスファイバーを強度材として厚みを充填材で確保し、これらを樹脂で密着させたもので、PWCに必要な構造強度をもつだけでなく、その平らで滑らかな表面形状は塗装後に鮮やかな光沢を放ちます。ヤマハでは、さらなる重量軽減に目標を設定、その結果「ナノ・テクノロジー」によって、従来の材料に比べて約25%軽い新素材、「ナノエクセル」の開発に成功しました。ハルやデッキなどの艇体の主要構造部に採用され、従来艇と比較して大幅な軽量化を実現、トップスピードやパフォーマンスを向上すると同時に、燃料の消費低減に大きく貢献しています。
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経済性
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ヤマハはボート開発のノウハウを確実に、そして的確にPWCのハルデザインにフィードバックしています。この新素材、「ナノエクセル」はこれらのヤマハの巧みなハルデザインによって、その真価を発揮します。優れたコーナリング性能、高い走行安定性、ライダーの疲労を和らげる快適性を実現、マリンジェットならではの走行フィーリングを生み出しています。
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ヤマハ・エンジン・マネージメント・システム
ヤマハ独自のY.E.M.S.〈Yamaha Engine
Management System〉は、走行状況に合わせたベストな燃焼効率を提供します。
パワフルでクリーンな走行性能と環境性能を実現するとともに、ダイアグノシス・システムの導入により、メンテナンス性も飛躍的に向上しています。
![●電子制御式スロットルシステム[Electronic Throttle System]](h5_001.gif)
マリンジェットの電子制御式スロットル・システムは、スロットル開度をデジタル信号化してエンジンに伝達、これにより様々な機能が実現しました。
○クルーズアシスト 長時間のクルージング時、スロットル調整に煩わされることなく走行できます。また、水上スキーやウェイクボードのトーイング時も、微妙なスロットル調整によるスピードコントロールが不要となります。手元のコントロールスイッチを押すだけで、設定エンジン回転数の調整が可能です。
○ノー・ウェイク・モード 最徐行が必要な環境(マリーナ内の桟橋周辺や水路等)で、アクセル操作による速度調整から解放され、安定した低速走行が可能です。
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○リバース・トラクション・コントロール
後進時のエンジン回転を制御し、快適な後進性能を発揮します。

内蔵のECU(エンジンコントロールユニット)へパソコンでアクセスすることによって、メンテナンス履歴や故障時のエンジン状態をモニターでき、迅速なメンテナンスや修理が行えます。

エンジンスロットルの状態や回転数、そして気圧や気温に応じて適切な燃料を供給するEFI(ELCTRONIC
FUEL INJECTION)システムを採用。

走行中、スロットルをオフにした時、推進力は最小となり、旋回能力が低下しますが、OTS搭載艇ではステアリングを切ることで、旋回性の補助をします。

荒れた波間での航走時に、燃料噴射の量をコントロールすることでキャビテーションの発生を少なくします。

転倒を感知すると自動的にエンジンをストップさせ、水の逆流を防ぎ、エンジンを守ります。
ヤマハセキュリティーシステム リモコンのボタンを押すことで、エンジン始動のロック&解除ができます。
L-モード エルモード(Low
RPM mode) リモコンのボタンを長く押すことで、最高回転数を低く抑えることができます。
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リモートコントロールトランスミッター 「ヤマハセキュリティーシステム」、「L-モード」専用のリモコンです。上のボタンはロック、下のボタンは解除です。「L-モード」は下のボタンで操作します。
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リバースシステム
レバー操作ひとつで前進・後進のシフト切替が可能。離着岸時の方向転換が容易になります。
クイック・シフト・トリム・システム
Q.S.T.S.(5-position
Quick Shift Trim System)
左ハンドルのグリップ操作により航走状態に応じたトリムが得られるシステム。
ヤマハ・プラチナ・プラス・システム
Y.P.P.S.(YAMAHA
Platinum Plus System)
ヤマハ独自のマリンジェット専用触媒システムで、排気ガス中のNOx・HC放出濃度を低減させました。
ヤマハ・サウンド・サプレッション・システム
Y.S.S.S.(YAMAHA
Sound Suppression System)
吸排気サイレンサーにより、吸排気音の騒音値を低減させています。
サウンド警告・システム
エンジンの異常をブザーの音響によって、警告するシステム。

3ポイントコンタクトシステム
3ポイントコンタクトシステム(MJ-FX Cruiser SHO,
MJ-FX Cruiser
HighOutput)。フィット感に優れたクルーザーシートとレイズドハンドルバー、そしてフットステップによる3点支持により、ロングクルージングにおけるライダーの疲労を軽減し快適な乗り心地を実現します。
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